HOME 〉 相談事例
Case study1Case study2Case study3Case study4

 Case study 1
家族相談
豊島区内在住の息子について遠方に住むご家族からのご相談です。
数年務めた企業を、過度な残業やパワハラにより退職しました。退職したことは本人から家族に報告がありましたが、家族が本人へ連絡をしてもほとんど返答がない状態でした。家族は遠方にいるため、本人の様子もわからず困っているとのこと。区のホームページを見て母親から連絡がありました。
当窓口から、まずは本人の健康状態について確認してほしいとお伝えしました。また家族と面談し、これまでの経過を傾聴しました。過去には精神科を受診していたが現在は未受診。今は貯金を切り崩して、必要なものを近くのコンビニへ買いに行く程度であるとのこと。本人の同意があれば訪問も可能であることを伝えてほしいとお話ししました。
後日、本人からメールで連絡があり、自宅訪問を希望されました。面談を重ねていくなかで本人から今後についての発言もみられるようになりました。本人了承のもと、現在も必要に応じて家族へも連絡を取り、家族が孤立し悩みを抱えないように関わっています。
相談員からのコメント
離れて暮らしていてご本人の状況が見えづらいこともあり、ご家族の不安が大きい様子です。健康状態については、ご家族の同意の上で必要に応じて保健所にも相談。またご家族が責任を負いすぎないようにお伝えし、ご本人の対応に困ったことがあれば一緒に考えていきましょうと伝え、協力してご本人と関わっています。


 Case study 3
本人相談
10年務めた会社を休職し診療内科を受診しましたが、結局離職しました。その後週1回の仕事を始めましたが、他の日は自室にこもっている状態でした。当初は本人自身に危機感はなく、まわりから言われて窓口へ来所し、今後について相談したとのこと。結果的に、気にしていた就労のブランクを克服し、同時に収入の不安もなくなり、前よりも就労や生活に対して前向きになれたといいます。
相談員からのコメント
窓口へいらした際は、家にいることが好きなため、特に困りごとも無く平穏な日常を送れているとお話されていました。しかし面談を重ねると、年月が流れていくことに漠然とした不安があると感じていると語られ、働けるうちはもう少し働いておこうと、無理なくできる仕事を探し、これまでの仕事と併せて週に3日仕事をしながら、家でのんびりする生活と両立されています。




 Case study 2
本人相談
「自分は20年以上のひきこもりですが、そろそろ貯金が底をつきてしまいます。頼れる家族もいません。どうしたらいいですか」と、メールで相談がありました。
最初は、自責の念にかられ「自分なんか」という発言が多くみられましたが、面談を繰り返すなかで、徐々に意欲的な発言が増えて、今後働きたいとの希望も話されるようになりました。そのため、就職に向けた課題を本人と一緒に考えていきました。昼夜逆転の生活だったため、生活リズムを整えることや少しずつ外に出て人と関わることから取り組んでいきました。面談時間を午前中に設定し、社会参加の場としてボランティアの参加を提案しました。
相談員からのコメント
ご本人の負担にならないように面談を継続。ゆっくり時間をかけご本人のペースで進めるように意識しました。今後の目標として「働きたい」と発言があった際は、ご本人と当初の様子を振り返り、大きな変化があったことをフィードバックしました。就労準備支援事業につながった後も、ご本人の希望で、ひきこもりの面談を継続中です。


 Case study 4
家族相談
一人暮らしの30代の娘について家族からの相談です。
5年前に会社を離職した後からひきこもってしまい、当初は精神科へ通院していましたが、ここ1年ほど全く自宅から外へ出ようとしません。病院への受診を促しても「家から出られない」と外出を拒みます。家族は、遠方から月に数回本人のもとへ行き、身の回りのことをするのに疲れてきて、今後どうしたらいいのかわからないでいたときに、豊島区のホームページを見て窓口へ相談したとのこと。必要な関係機関との調整をして、往診を受け服薬を行うようになり、以前よりも本人との会話が多くなり、家族も気持ちが楽になったといいます。
相談員からのコメント
受診により、睡眠や食事が改善し、お話ができるようになっていきました。体調の波はあるものの、不安なことなどをお聞きしていくなかで、外出することも増えていきました。ご本人に初めてお会いした時よりも、ずっと元気そうな様子で面談にいらっしゃり、とても驚かされました。


このサイトは豊島区が運営・管理しています。
■〒171-8422 東京都豊島区南池袋2-45-1 区役所4階 1番窓口
  豊島区福祉部自立促進担当課自立促進グループ(福祉総務課内) TEL/03-4566-2453
このサイトは地域就職氷河期世代支援加速化交付金を活用し作成しておりますが、
豊島区ではあらゆる世代の方からひきこもり相談をお伺いしております。
HOMEご相談ください|としま便り(区主催・共催イベントひきこもり支援協議会お知らせ)|相談の流れ支援メニュー
相談事例||支援団体・団体イベント(支援団体紹介団体イベント)|国・東京都 情報
みんなの「わ」ブログツイッターサイトポリシー | 個人情報の取り扱い | 

Copyright(c) 2021, Toshima City WataPura. All Rights Reserved

HOMEへ メール送信 A0029968@city.toshima.lg.jp HOMEへ